「フルーツバスケット 18巻」高屋奈月
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: コミック
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でも描かないといけないことがまだまだあるのかなあ、って感じがしないでもない。話はかなり終わりに向かって動き出してはいるけれど、いろいろと描き切らないと、なんか、すっきりしないなあ、ってところは意外と多そうだ。だけど、話の核心が気になるしなあ。うーん。もやもやするぜ。
これだけたくさんの人が出てくると、しかも、重要人物がこんだけ多いと、単に話に出す出さないだけじゃなくて、動き、のようなものを描かないといけないし、人が増えればその分それぞれの関わり合いを描くのがまじで大変だと思う。そこが肝でもあるわけだし。なかなかできないよなあ、普通。破綻しそうだもん。あちらをたてればこちらがたたず、みたいな感じで。どんどん敵が出て、超人が出てきて、それを倒して、とかそういう展開じゃないから。難しいよなあ。そしてその登場人物の中で、恋愛、となるとそれはそれで余計に。だれてきてもよさそうなもんなのに、全然だれないなあ、僕としては、興味が全然なくならないし、同じテンションで、むしろ、どんどん先が気になってきているくらいだし。
だけどまあ、全てをきっちりと描き切れてない、としても、それでも、なんとか興味深そうに話を進めているんだから、それはすごいと思う。そういう登場人物の関わりがおもしろいし、話の進み具合が気になるし。
要するに、ますますもって楽しみで仕方ないぞ、ということです。