「HEY HEY MY MY YO YO」JUNIOR SINIOR

Hey Hey My My Yo Yo

Hey Hey My My Yo Yo

思いのほか、ジュニアシニアがおしゃれな感じになっていて、驚いた。見た目がじゃなくて。見た目は相変わらず、なんか、デブがいるけど。ぶーちゃま。ちゃまをつけてみたけれど。

なんていうか、ちょっとさー、これ、前のアルバムみたいなバカっぽさないじゃん、必要以上に弾けてる感じの曲ないじゃん、っていう印象だ。もちろん、楽しいし、いやじゃないんだけど。全然すばらしいんだけど。だけど、これが、いろんな要素を組み合わせて成長した結果だ、といわれれば、ああ、そうなのか、それはすごいね、としか言いようがないんだけど、あのバカっぽさ、もっとあってもいいんじゃないのかなあ。ほんと、それだけが惜しい。ほんと、個人的にはすごい前作のバカっぽさも、入っていて欲しかったなあ。と思う。かなり。
って、さっきから、バカっぽさ、という言い方でしか表現できてない方が、かなりバカっぽいんだけど。なんか、「あの、がりがりしていてソーダ味のアイス!」と必死でガリガリくんの説明をしているみたいな感じがする。もう、完全に、最初の単語で、最大で最強のキーワード、出てるんだけど。むしろ呼び捨てで、出てるんだけど。それくらい、バカっぽいという表現のバカっぽさ。

まあ、バカっぽさが欲しい、なんてのは、それしか言いようがないほどに、このアルバムが素晴らしいものだからなんだけど。前作みたいなアッパーで速いパーティーパーティーな曲が聴きたければ、それは前作のCDを流せばいいじゃん、ってことなんだし。
でも、このアルバムの中にそんなめちゃくちゃ殺傷力の高いやつがあったら、まじで最高なんだけどなー。

でも、そんなバカっぽさが無くても、充分に楽しいアルバムであります。