「NANA」10巻 矢沢あい

まあ、りぼんコミックス、という現実からは目をそむけてみる。
この人の漫画はご近所物語が1番好きなんだけど、パラダイスキスも好きだけど、なんていうか、NANAはあんまり好きじゃなかった。最初の方がおもしろかった気がして、どんどんつまらなくなって、惰性で読んでいる感じがしたけど、最近またおもしろくなってきた。
ナオキと章司が好きだけど、どちらも出番が少ない。章司なんて、もはや忘れられた存在だ。かわいそうに。

というか、どんどんバンドの話になってきている。そのせいか、矢沢あいは、こないだ出たコートニー・ラブの日本盤のジャケットを描いていた。すごいな、いよいよ女性ロックといえば、矢沢あい、みたいなことになってきているな、と感じたけど、別に矢沢あいが女性ロックの代名詞なわけではなかった。でも、そんな仕事が来るなんて、NANAの影響だろう。すげーな。

というか、どんどん、ナナが川村かおりに見えてくる。それはいいことなのか。以前、なんかのイベントにいったとき、川村かおりがSORROWだっけ、モトアキのバンドでライブしてて、んで、なんかで切れて、マイクスタンドをかっこつけて、蹴ってたのを見て、ああ、この子はダメだ、ダメな子なんだ、あかん子なんだ、って思ったことを思い出した。

で、NANAの話だけど、10巻まで続くと、登場人物も相当な数になるし、その中で、それぞれの関係性がどうなるのか、どう展開していくのか、どうしても気になる。だから、今後も読みつづけてしまう気がぷんぷんとする。

とりあえず、言いたいのは、僕もバンドをやります。ツインボーカルにします。南京錠を太ももにかけます。南京錠を太ももにかけた後、外します。
何がしたいんだ、それは。