伊藤サチコワンマンライブ

伊藤サチコさんのワンマンライブに、バスケ周辺のみんなで、行って来ました。そして、簡単にいうと、ものすごく、感動しました。すごく打ちのめされました。幸せだったし、楽しかったし、嬉しかったけれど、本当に、うちのめされました。寂しくもなったし、悲しくもなったし、だけど、音楽の全てを愛せるような、そんな気がしました。
それくらい、素晴らしいライブでした。心から、本当に心のそこから感動しました。

例えば、人に注目を浴びるためには、もっと言うなら、それが一瞬だけだったとしても売れる、というためだけなら、いろいろと方法論はあると思うんです。それってのは、奇をてらう、とかそういうことだったりすると思うんです。
だけど、サチコさんがやっていることなんて、全く新しいことなんかじゃなくて、だけどすごくシンプルで、1番大事なことなわけですよ。当たり前なことなんですよ。いい曲を作る。それだけ。それだけ、なんて言って、これがどれだけ大変なのか、っていう話ですよ。全てをそれにかけるわけですよ。そして自分の作った曲をどれだけ愛するか。愛して愛して愛しぬくか。それに尽きると思うんです。
どうして、僕は、もっと言うなら、僕たちは、サチコさんのライブで、曲で、表情、そしてその佇まい全てから、感動するのか。それは、やはり、シンプルな理由なんです。ただ、いい曲をやっているだけ。本当に音楽を愛して、苦しんで、向き合っているから、いろんな感情を大事にしているからこその、あの、ライブでの感動が生まれるんだろうと思うのです。本当に、歌っている時のサチコさんの表情がいちいちすごいです。その表情豊かさは、メロディと共に、見ている側の気持ちを揺り動かします。

そして、今回本当に、心が、今まで以上に震えた瞬間があって、それは、新曲の「東京の空」という曲を聴いていた時と、やはり、大好きな「僕の場所」を聴いていた時、むちゃくちゃに心が揺り動かされました。震えました。あの感じ、どうやっても伝えきれなくて、もどかしいですが、本当に、心ってのは、胸にあって、その部分が、ぶるぶるぶると震えるのが分かりました。おおげさにじゃなくて。

東京の空は、まじで素晴らしい曲だと思いました。なんで、こういうシンプルなことを素晴らしいメロディいで、真摯な気持ちで歌えるんだろう、なんて立派な姿勢なんだろう、って思いました。すごいです。圧倒されます。全員が、なぎ倒されます。すごいです。もっともっとライブで聴きたいです。本当に、シンプルでいること、シンプルであることをよしとすること、ってのは実はすごい怖くて難しいことだったりするのに、なんて潔いんだろう、と思うし、それはきっと、音楽が好きだから、音楽というものに本当に真剣に、全力で、向き合っているからなんだろうなあ、と思いました。

とにかく、素晴らしいライブでした。まだまだ思うところはありますが、とにかく、ありがとうございました。こんな素晴らしいライブを見せてもらったこと、まじで感激です。
サチコさんの曲がもっともっとみんなにとって大切な曲となったら、僕が言える立場ではないのは当然ですが、すごい嬉しいし、それくらい、本当に、すごい人です。すごい曲です。