「SKYLINE DRIVE」HOLIDAY WITH MAGGIE

SKYLINE DRIVE

SKYLINE DRIVE

つくづく、パワーポップが好きだ。もはや、パワーポップというジャンルも意味が分からないし、区別が曖昧だけれども、まあ、いわゆる、パワーポップ、というのは好きだ。特にパワーなやつ。
パワーなやつ、っていよいよおかしいから、言い方。って感じがするけれど、なんか、速いやつ。
速いやつ、って言い方、いくつだよ、って感じもしつつ。
でも、パワーで速いやつ。

そんなわけで、HOLIDAY WITH MAGGIE(HWM)の新譜が出たよ。しかも日本盤。いやー、これは好きだ。ほんとに、こういう感じのパワーポップは大好きだ。彼等の別名義のmonastirも好きだし、farrahとかも好きだ。こういう分かりやすいパワーポップはほんとど真ん中で、ツボをつかれる。分かりやすいのは大好きだ。そういうポップさは、すごい幸せな気分になる。胸のあたりが温かくなるし、わくわくするし、1日だけでも、すごいハッピーになれる。1時間だけでも、あるいは、その曲を聴いている時だけでも、ハッピーな気分になれたりする。

そんなわけで、このアルバムもまたすごく暖かくて、ポップでポップで、とにかくポップで、柔らかくて、大好きだ。いろんな曲の表情があって、メロディがきらきらしていて、そして、この表現の仕方が、バカみたいで、何がメロディがきらきらだよ、と思いながらも、ほかに言いようがなくて、そして曲のことを考えてまたほくほくした気分になってしまうのだ。

前作のアルバムよりも、聴き応えがあると思う。前作でもすっごいキラーチューンがあったけれども、今回は全体的に、どれもいいなあ、という印象がある。どの曲もきちんとしている、というか、ちゃんと、跳ねているというか、弾んでいるというか。またうまく言えないけれど。まあ、すごいポップで耳に残る、ということです。

スウェーデンのバンドなんだけど、なんか、英語の曲を歌ってるし、いわゆるスウェーデンポップとも、最近、スウェーデンと言えばガレージ、みたいなそういうのとも全然ちがくて、とても独特な感じです。でも、かなりパワーポップのど真ん中、という感じはするけれど。悪い意味じゃなくて。ちゃんと丁寧にメロディがある。というか。まあ、すごいいいよ、ということです。
ポップなのが好き、っていう人は是非聴いてみて、って感じがします。
みんなが好きになりそうな、そういう普遍的な素晴らしいメロディです。
というと、期待が大きくなりそうだけど。