キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

近くのレンタル屋さんだと、いっつも借りられてて、っていうか、品揃えのバランスわけわからん、って感じの店なんだけど、これは結構な数を置いてあるのに、いっつも借りられてて、やっと借りた。そして見た。勝った。
何に勝ったのか分からんけど。リズムに乗せて言うた。
もっとテンポがいい映画だと思っていたんだけれど、そうでもなかった。それでも見やすかった。もっとコミカルなのかと思ったけど、そうでもなかった。詐欺のディティールがしっかりしてるんだか、してないんだか、って感じもあった。してない。
プリオというか、プリ夫に関しては、ものすごく評価が上がる作品だよな、と思った。うわー、かっこいい。とか、僕、真顔で言いそうだったから。おっさんが。おのこが。

でも、クリストファー・ウォーケンが一々おもしろかった。なんか、出来る父親なのか、そうでないのか、って感じ。そうでない。
一々言うセリフが名ゼリフなんだかそうでないんだか、って感じ。そうでない。だけど、あの目力にやられる。めぢから。
ウォーケンといえば、トゥルーロマンスのマフィアのボスで、デニス・ホッパーに罵られて、穏やかに聞いてる、っつうシーンがすっごい好きだ。結局我慢できずに殺しちゃうんだけど。
あと、パルプフィクションで、子供に真顔で、尻の穴に隠していた金時計の話をするのもやたらと好きだ。すげー、ばかばかしい。
どっちも、タランティーノがらみだけど。
というか、ウォーケン、元ダンサーだと聞いたんだけど、なんかさ、あんなダンサー、やだ。
ディアハンターでの、いつまで続くんだろ、って思うくらいのダンスのイメージしか、ない。僕にとって、クリストファー・ウォーケンのダンスイメージは、その程度だ。
あ、でも、やっぱり今回も躍ってたな。妻と。しっかり、目をこっちに向けながら。
逃げて! みんな、逃げて! って感じがするんだかしないんだか。
しない。

というわけで、キャッチミーなんちゃらの話だけど、ユーキャンと聞くと、新聞の折り込み広告とか、ユースケサンタマリア、通称マリア様を思い出すので、僕も明日から筆ペンを始めます。
始めるんだか始めるんだか。
始める。

それは、ただの1択じゃん。