Ｕ−２３ ＵＡＥ戦

やはり予選というのは、簡単に行くわけがない。分かっていたとしても、やはり想像以上に苦しい戦いの連続だった。そして、苦しみながらにやっと掴んだ本選出場。本当に感動した。
最後の最後は、拍子抜けして、あっけなく勝った、って感じがしたけれど、それは序盤に点が取れたからで、あんな形で簡単に取れなかったら、すごい苦しんだと思う。まずは、阿部のキックと、そして那須のおかげだ。素晴らしいセットプレイだったと思う。

その後は、全部セットプレイからの得点ということで、非常に効率よく点が取れたから、試合そのものは安心して見れた。田中達也のトラップから前へ向く技術は素晴らしいなあ、と思った。そして大久保の貪欲さ。やはりＡ代表に呼ばれただけはあるよなあ、あの貪欲さと、ボールへの反応は別格だなあ、と思った。好きじゃないけど。なんか、ずるすぎるから。あざといから。ずるすぎる、ってなんだ。小３か。小３の放課後か。でも、大事なところで点をとる、ボールへきちんと詰めている、という姿勢は見習うべき選手が多いと思う。
平山との関係も良かった。平山がきちんと競り勝って、ボールを落とす。その時に、田中なり、大久保なりが近くにいれば、非常にチャンスだ。これは本選での大変大きな武器になる。今までもそういう狙いがあったのだろうけど、田中や大久保がサイドに流れていたりすると、平山が落としたことに、何の意味もないので、チャンスにならなかった。しかし、田中なり大久保が近くにいると、一気に得点のチャンスになる。
そのためには、阿部のフィード、更に、森崎の左足も重要となるんだろう。左サイドに関しては、オーバーエイジで誰か入れるかもしれないけど。そもそも、森崎の代わりがいないし。根本では少し心もとない感じがするし。

しかし、やはり、今野は素晴らしかった。本当に頭のいい選手だ。あのボールの奪い方は、見ていて楽しい。今日は、積極性もあって、今まで以上に良かった。今野はこの予選で１番成長して、僕にとって１番魅力ある選手になった。すごい。顔が四角いけど。今日も四角いのかな、って思ったら、やっぱり四角かったけど。

というわけで、やったね、トゥーリオ。トゥーリオが、点が決まって、足痛いのに、ベンチから出て、ぴょんぴょんしようとしている姿は、とても好感が持てた。かわいらしくすら、あった。田中マルクスが。マルクスの野郎が。

あと中継に関してなんだけど、角沢アナウンサーが、この予選を通して、ずっと選手の名前を間違え続けていたことが、なんだか、逆におもしろかったです。どんだけ茂庭おんねん。茂庭何人おんねん。

あ、茂庭で思い出したけど、なんか、３点くらい取って、サポーターが盛りあがってきて、守備とかで、クリアした時に、なんか、言うてるなあ、なんて言ってるんだろ、って思ったら、「モ・ニ・ワ、モ・ニ・ワ」と連呼してて、それがあまりにリズミカルで、そのテンポと響きがすごいおもしろかった。さすがだ茂庭。