トゥームレイダー2

前作を観ておきなながら、2を観る、ってことは、どういうことか分かってるのか、って話だけど。つまんないと分かっていて観終わった後で、つまんない、って言うことだ、っていうことなんだけど。
っていう感じで、やはりつまらなかった。でもそれが予想以上だったので、そのだめっぷりに笑った。
もともと、原作というか、元ネタは、ゲームらしい。それは僕はやったことないからわからないんだけど、前作はまだゲームっぽい感じがあった気はする。だけど、今回は、全然ゲームっぽくなかった。ゲームっぽいのがいいとか悪いとかじゃなくて、なんか、ただのアクション、ってだけだった。しかも、ぺらぺらのアクションだった。後半に思い出したかのように、変な敵が出てきた。取って付けたように。でも、その取って付けた、ってのが、変に金かかってるから、そこだけやたらと浮いちゃって、わけわからん。

しかも、恋愛要素というか、微妙な心の描写、みたいなのをいれたもんだから、始末に終えなかった。恥ずかしかった。ヤン・デボンすげえな。あらゆる意味ですげえ。スピード5とか作っちゃったら、その映画は、げらげら笑えるんだろうな。笑いどころ満載なんだろうな。それくらいすげえ。まあ、3が製作されることは、確実にないんだろうけど。というか、もう監督やらせてもらえないんじゃないかな。大丈夫かな。

それくらいに、ひどかった。ひどすぎて、笑えた。まじで。そういう意味で、とてもおもしろかったよ。テンポがいいとかの話じゃないレベルの展開に、びっくりしつつ、ご都合主義という名前ではくくれないくらいの、ストーリー。なんだ、なんだ、悲しい結末なのか。それは。元恋人を撃って、悲しみを乗り越えての、ハッピーエンドという算段なのか。そうなのか。オルタナティブだな。
オルタナティブって言えば、なんか、いいこと言った気になると思って、使ったった。言ったった。

じゃあ、なんで観たかというと、それは、100%以上の割合で、アンジェリーナ・ジョリーを見たかったからだ。ああ、観たさ。観たのさ。
もちろん、ウェットスーツに浮かんだ乳首を見て、したたかに勃起したわけだけど。あ、ごめん。したたかは言いすぎた。言えって言われた。