シガテラ2巻

はーっ。もうね、ため息が出るほどにおもしろい。すげー。すげーよ。めちゃめちゃおもしろいな。
僕は最近では、漫画を何一つ雑誌で読んでないから、気になって仕方ない漫画があるけれど、それでも我慢して連載を読んでないんだけど、それで1番気になるのが、シガテラだ。
そんなわけで、2巻も早速買って早速読んださ。ああ、二回続けて読んだ。読み返したった。あー、胸がまだどきどきしてる。やべー。ちょーおもしろい。

古谷実のすごいところは、新しい作品を描くことにレベルアップしてるところだよな。好き嫌いは別として、どんどんすごい漫画になってってる。これは本当にすごいな、と思う。ヒミズの後で、この人はもう漫画描けないんじゃないか、描かないんじゃないか、って思ったけれど、シガテラの1巻読んで、こんなにおもしろいのって、そうそうないよな、って本気で思ったし、まじでびっくりしたよ。この人どんだけのところに到達するんだろ、って思った。
まあ、2巻は1巻ほどの衝撃はなかったけれど、それはシガテラっていう世界観に慣れたせいもあるし、話の途中だし、仕方ないとは思うけれど、それでもすっげーおもしろかった。
なんでこんなにどきどきするんだろ。

思春期の男の子のばかだけど妄想やうだうだした悩みとかをこんだけリアルに描けるのって、普通は出来ないと思う。幸せなのかそうでないのか、とてもアンバランスでふらふらした精神状態、とかって、とても説得力があるというか。
もちろん、あんなかわいい彼女が出来る、とかそういうのは、あり得ないけれど、でも、一つ一つのリアクションが、とてもリアルで、生き生きとしてて、だからこそ客観的に見るとバカみたいで、おもしろくて、切なくて、本当にそういうのって、簡単に見せられるもんじゃないと思う。すごい頭いいな、古谷実。すごい才能だよな。だからこそ、見た目だけじゃなくて、彼女がかわいく描けるんだよな。ほんとに、何で、長嶋さんのマネすんねん。んーどうでしょうー、て。めちゃめちゃかわいい。

あ、あと、彼女と手を繋いだ時に、心の中で歌う、猫語で愛の歌、にゃにゃにゃにゃにゃー、っての、笑った。
でも、この漫画で気になるところは、そういう彼女とのこともそうなんだけど、谷脇くんがどうなるのか、彼が何を考えてるのかが、とても楽しみだ。

まあ、シガテラはおいといて、僕が古谷実の漫画で1番好きなのは、グリーンヒルです。断然です。立派な大人になりたいにゃー、は、名文句だと思います。本当に、人類最大の敵は、めんどくさい、だと思います。心から思います。横田さんがかわいいです。

と、稲垣吾郎さんも絶賛していました。青葉台で言ってました。