おまけの小林クン 1−13巻

何かおもしろいマンガないか、と聞いたら、勧められたので、花とゆめだから、と勧められたので、読んだ。一気に読んだ。おもしろかった。ていうか、おもしろい。

最初、うわー、ショタの話かあ。これはあれですなあ。などと思っていたんだけど、途中からおもしろかった。小林くんかわいー。どの小林くんだ。とかそういうのが言わなくても分かるとこがいいな。
ほんと最初は、すげー絵がごちゃごちゃしてる。なんか、しらんけど、まぶしい。まぶしく見える、とかそういう絵の印象だったけど、まあ、13巻とかでもそう思わないではないけど、慣れた。慣れたし、それでいいや、って思う。

んでも、話としては、やはり長いというか。だらだらしているところがあるなあ、って思わないでもない。小林くんの家庭や育ちのいろんな事情があるのは分かるけど、そういう前提があって、あんなに健気なのか、とか思って、すげー泣きそうになるところとか多いけども、小林くんの良い子の理由を書けば書くほど、結構薄っぺらくなるんじゃないかなあ、とか思って、それがやだなあ、というかもったいない。理由付けをすればするほど、説得力がなくなるというか。そんな感じがする。しかも、大林くんたちが出てきて、その辺から、小林くんの子供の頃、とかが違う側面から書かれると、ほんとに説明的な感じがするし、急速に話が止まった、感じがして(回想だから当たり前なんだけど、それでも)。
だからと言って、小林くん以外のところに話が集中すると、普通の恋愛マンガじゃん、って感じもして、やだなあ。
なんか、健吾と吹雪(書いててめちゃめちゃ恥ずかしい)の恋愛とか、そういうのがメインになるのって、どうなんだろう。結構、あきる。
そこに小林千尋が、ただの、ちょっとしたアクセント、として混じるだけになると、というか、そういう話ばっかりだと、つまんないというか、もったいないなあ、って感じはする。

もっといろんな絡みというか、関わりを見たいなあ、って感じがして、ちょっと残念です。でも小林くんと千尋の関わりがすごくおもしろいというかかわいいといか、謎が多いというか、いろいろ気になります。

今、1番気になるのは、ゆりちゃんです。おもしろい。

あと、燕先生が、マカロニほうれん荘のトシちゃんに見えるのは、どうしてなんだろう。マカロニほうれん荘の作者、鴨川つばめ、だったなあ、とかそういうことも考えてしまう。たまたまなんだろうけど、二頭身とかになると、なんか、気になる。