天才マックスの世界

近くのレンタル屋には、ないので、ツタヤで借りた。やはり、観たいものはツタヤで借りないとだめなのか。そうなのか。

んでも、やっと観れた、ウェス・アンダーソンの作品。これ、日本では公開されてないんだけど、相当おもしろい、って言われてるので、すっごい期待して観た。
僕も、テネンバウムスが相当好きなので、すっごい楽しみだった。

最初から、いかにも、って感じの始まりで、嬉しくなる。だけど、出てきた主人公マックスが、吉田照美に見えて、笑った。あれ、吉田照美じゃん。でも、コッポラの親戚とか言うんだもん。絶対嘘だ。いや、嘘じゃないだろ、って感じだけど。だって、吉田照美なんだもん。

しかし、マックスの課外活動の紹介になって、いきなりクリエーションの曲が流れてくるところがすごい素敵。素晴らしい。本当に、音楽のセンスと使いどころがいいなあ、って思う。クリエーションは大好きだけど、まじで、選曲良すぎ。
感動したー。

話の方も、すっごいおもしろかった。いろんなキャラクターがいて、その扱いというか設定が中途半端な気もしたけれど、それでも話はかなりおもしろい。バカバカしいところとか、いろいろあって、好きだなあ。
無理矢理キスしようとして、激しく先生に振られるところとか、すっごい惨めで、悲しいけど、好きだな。まあ、吉田照美だけどな、マックス。

終わり方は、なんか、救われた感じがして、暖かくて素晴らしいなあ、と思う。
けれど、ほんと、この人の音楽だけ流して、静止した画面を切り変えていく、それだけのシーンがすごく好きだ。この感じ、オサレだー、の一言で終わるかもしれないけれど、とてもかっこよくて、素晴らしいと思う。
早く新作を見てみたいなあ。
案外、もうおもしろいの撮れないのかもしれないけれど。