「BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN」

ミッシェルの最後のライブのDVD。最近また何度も見ている。
どうしてなのか、よく分からないけれど、見ちゃっている。
さっきも、何度も何度も流しながら、作業をしていた。していたよ。

んー、なんと言っていいのか、分からなかったけれど、何度見ても思うことは、
ミッシェルが好きだったよ、ということでしかないなー。
もう見ながら切なくなったり泣きそうになったりってのはほとんどないけれど、
やはり寂しいなあ、と感じはするし、相変わらず、かっこいいなあ、
って思ったりはする。
しかし、彼等4人の表情を見るのは、寂しい。寂しいなあ。
それがやり切った表情にしても、苦しい表情だとしても、なんだか、そういう1つ1つが、
すごくリアルで、ああ、ライブなんだなあ、と思う。
ほんとに、ラストライブなんだなあ、ってすごく思う。

音のことは良くわからないから、僕には何も言えないけれど、
普通は、このDVDはあんまりよくない、とか、そういうことを言えたりするんだろうけれども、
でも、僕にはなによりも、あの瞬間をぎゅっと閉じ込めたということがなによりも大事で、
すごく大切なDVDだ。

本当に、リリィが始まる、あの瞬間が、何度見ても、そこだけは、
あまりに絶望的で、ひたすら切ないよ。ぞくぞくすることなんて、ないよ。
ただひたすらに、苦しくなる。
だけど、何度も何度も見たくなる。
リリィが本当に好きだったな。今でもそうだけど。

どんだけ恥ずかしいとしても、それを承知して書くことで尚も恥ずかしいとしても、
ミッシェルが解散したあの瞬間から、僕の中で何かが変わったし、それはずっとリアルな感触として、
残っているし、それはそれで、いつか消えるとしても、その感触を、すりすりとしたくなる、
そんなDVDです。

最後の最後の世界の終わりで、最後のフレーズをチバさんが歌えなかったことが、
未だに、リアル過ぎて怖いよ。
それが、喉のせいだとしても、とてつもなく、そこがリアルだ。
そして、それが、解散なんだ、って思う。

今更、こんなことを書くなんて、なんでかわからないけど、DVDを見てたら、
無性に書きたくなったぜ、な、感じ。