「PUSH THE BUTTON」The chemical brothers

PUSH THE BUTTON (CCCD)

PUSH THE BUTTON (CCCD)

輸入盤が出たら買おう、と国内盤が出た時思っていて、ちょっと待っていたのに、気が付けば、輸入盤が出たあとに、国内盤を買っていた。わけがわからない。自分ミステリー。謎は解け、ない! 堂々と。言ってのける。

そんなわけで、新作。うおー。正直言って、ケミカルは、ものすごーく好きなわけではなかった。好きな曲も多いし、かっこいいなあ、と思うけれども、なんだか、僕の中ですごい決定打、というのがなかった。だけど、この新作はすごい好きだ。好き。まじでいいなあ、と思う。
らしさ、というのがなくなったから、なのかなあ。いわゆる、ブレイビーツで表現される(言ってる意味が僕はよくわからないからね)、ケミカルっぽさ、みたいなのが、薄まったのかもしれない。なんか、今回、これを聴いていて、すげーロマンチックー、って感じがした。感じがしたのだ。したからにはしょうがない。うっとりとした。
とても、心地が良い。だから、いわゆる、今までのケミカルが好きな人からしたら、違うかも、とか、こういうのなら、ケミカルでやる必要というか意味がないじゃん、って思うかもしれないけれど、僕は好きだなー。こういうのが心地良いやー。もちろん、今までのが好きじゃないわけじゃなくて。

11曲目の「SURFACE TO AIR」で、うおー、すげー心地いいぜーん、とか思って、これで終わりなら、いなあ、とか思って、日本盤だから、ボーナスがあって、あー、これなら、輸入盤の方が良かったかもー、と思ったけれど、最初だけしか通して聴かないことが多い、というか、シャッフルにして聴いちゃうので、まあいいや。1曲得したわけだし。
そう思わないと、わざわざ輸入盤が出てから、日本盤を買う意味が分からない。切なくなる。しかも、CCCDだもん。

とにかく、すごいいいです。かなり聴きこむぜー。聴きこんだらまたじわーっときそう。