「デスノート」6巻 大橋つぐみ 小畑健

DEATH NOTE (6) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE (6) (ジャンプ・コミックス)

あっという間に6巻だ。
だというのに、すでに、ものすごいいろんなことが起こった、気がする。って、文字量半端じゃないもんなあ。これだけ1巻を読み終わるのに時間がかかるジャンプコミックがあっただろうか。
ある意味、やるっきゃナイトは、時間かかったけど。いや、時間かかってないけどさ。などと。言うて。みた。

ということで、前巻で、ライトの記憶がなくなって、どうなったんだ、どうなってもうたんだ、という新たな展開にやたらと驚いていたし、がっかりもしていたんだけど、本誌を読んでいないため、今はどうなってるのか分からないんだけど、なんていうか、もう、これ、どうやってオチをつけるんだ、というところが本当に気になって、そこだけに興味、といった状態だったんだけど、それってのは、結局ライトが再び死神が見えるようになるのか、そして、その方法とはどうなんだ、っていう、その、ネタばらし、というところのみ、気になっている状態で、もう話自体は、ヨツバがどうなろうとしったこっちゃねえよ、というか、随分しょぼいデスノート使いだよなあ、という印象だったんだけど、それがこの巻は、またもや、僕の頭では、ややこしくて、うおー、読んでてめんどくさい(だけど、それがおもしろい)、って状況になってきた。ミサがレムのことを知っていて、知らないふりをして、L側のために動いているように見せる、という対立構造が、複雑になってきて、そういうのは、いやじゃない。めんどくさいけど。これ、ほんとに、小学生とか読んでて、分かるのかなあ。すげえなあ。ほんと、すごい情報量だよ。僕、いちいち、デスノートのルール、覚えてない、っていうか、気にしてないもん。
だって、気にしてても、あとづけで、どんどん、ルールが追加されるし、解釈の問題、みたいな、憲法っぽい! っていう感じで、すげー、なんとでもなる感があるから、把握してられないよな。まあ、でも、大前提のルール、ってのがありきで、そこが覆るわけじゃないから、その範囲内で知恵比べ、みたいなことになっているのは、おもしろいんだけど。

なんていうか、日本は戦争しちゃいけないけど、軍隊は持たないけど、自衛隊です、えーと、じゃあ、後方支援なら問題ないんじゃない、その際の自衛のための武器は持つよ、最低限、みたいな、流れによって、どんどん新ルール、みたいなのが、加わっていく、この感じ。この、何ノートかわかんないけど、そういう感じ。よくわかんないけど、そんな感じ。

でも、ほんと、ミサがレムという存在(ライトが、わざと記憶を無くして、デスノートを一旦手放した、ということと、全てはライトの狙い通り、という話)を知ることによって、一気に話のスピードが上がった、感じがする。ヨツバが、まあ、元からの予定通りなんだろうけど、ただの脇役、というか雑魚になって、再び、ライト対Lという構図になる方向へ進みながらも、ライト自身の意図というか、仕掛けが明らかになっておらず、未だ、記憶が戻ってない(デスノートを手にしていない)という状況が非常に、どうなるのだろう、とわくわくさせられるので、楽しみだ。
いい加減、面倒なんだけど、楽しみだ。こんな漫画、今までないよなあ。どんどんあとづけ出来て、それ、なんか、ずるい、とか思いながらも、先が楽しみなんだもん。

ということを書いていたら、今、ネットで、何気に、連載でのことを知ってしまった。読んでないし、全くどういう中身なのか(あと、6巻の終わりと、そこからすでに連載している部分の空白がどんなないようなのか)知らないのだけれど、知ってしまった。

第二部??
4年後?

えー。
ますます、どういうことなのか、楽しみ、というか、気になる! 松田くん、元気なの?
んー、でも、やっぱり連載は、読まないぞ。