「奥さまは魔女」

まあ、なんていうか、二重構造は単純におもしろいんじゃないのかなあ、と思う。奥さまは魔女のリメイクを魔女が演じる、という。もちろん、オリジナルが認知されていない状態でも(世代的なことも含めて)、その二重構造がおもしろくないと意味がないわけで、単なる、ドラマを知っている人にはわかるでしょ、だけなノリではつまんない、とは思うけれども。
そういう意味では、よかったんじゃないのかなあ。おもしろかったと思う。
もちろん、どうやったって、話の展開は見えているわけだし、複雑なストーリーを見たいわけでもないので、ひねりも何もいらないわけで、ある意味では、いかにチャーミング(言葉の意味はわからないが)なニコール・キッドマンを見せられるか、というところで、とても良かったと思う。まあ、笑えるわー、とかそういうのはいかにもアメリカンなノリだけども(マイケル・ケインの登場とかさ)、あんまりうざったくは感じなかった。なんていうか、おもしろかったと思う。というか、かわいかった、というか。あの歳でよくやるよなあ、という印象もなかった。ほんとに。

というわけで、まあ、なんていうか、いらいらせずに、ほんわか(言葉の意味はわからないけれど、これこそわからないけど)とした気分で見れるよ、多分。って感じです。