「Dirty Karat」 ROSSO

DIRTY KARAT(初回)(DVD付)
結局、買ったよ。ROSSOの2ND。もはや、初期のROSSOとは別物、という感じすらするけど、一応、2枚目。

なんていうか、まあ、買うのを思いとどまっていた感じが、やっぱり聴いてみて感じられたというか、なんて言っていいかわかんないなあ、という印象がある。まあ、かっこいいといえば、かっこいいんだけど、僕はこんなのもう求めていないんだなあ、というか、そういう感じもしたし、なんか、ふと、今日、ミッシェルの最後のツアーのライブアルバムを聴いていて、つくづく思った。よくわからないけど、音はかっこいいし、うおー、と思うところもかなりあるし、チバさんの声は、やっぱり好きだー、とかも思ったりもするけど、ほんと、自分で選んで聴くような曲ではないんだなあ、と感じた。
どうしても飽きてしまう。
だからと言って、嫌いとかじゃなくて、すごい好きだし、やっぱり、1000のタンバリンとかは、なんか、ぐっとくるんだけど、それでも、なんだか、うまく言えないなー。
普通に、シャロン、でいいんじゃないか、と思う。ああいう曲が聴きたいなあ、と思う。あまあまだけど、すごい流れる感じの曲が。
ジャムセッションで、いいグルーヴが出来た、みたいな、そういうノリとか、そういう音とか、そういう作る側の高揚感や充足感は、大事なのかもしれないけれど、スタジオから離れた、すごい狭い部屋で聞いた時、なんだか、すごく放り出された感じ、というか。そういう思いを抱かなくはない。もちろん、やりたいことをやって、音楽的には熟成しているのかもしれないけれど。すばらしい音楽なのかもしれないし、ロックだとかそうでないとか関係なく、すごいアルバムなのかもしれないけど。僕個人としては、なんだか、よくわからない。

でも、このROSSOの方向性で突き詰めて、とことん突き詰めて、突き抜けた先に、僕がまた好きになれそうなものを作るかもしれないし、それを思ってというか、願って、なんだかずっと聴いていくんだろうな。